工学じじいの縁側日記

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引退間際の工学じじいがきままに、プログラミングやデバイス、工学について呟きます。

【コーヒー部】盛岡のNagasawa Coffeに行ってきた話

【コーヒー部】盛岡のNagasawa Coffeに行ってきた話

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盛岡とカフェと

20年ぐらい前、盛岡に住んでいた時は、盛岡には小さな喫茶店がわんさかありました。各駅の周辺には必ずちいさな喫茶店があって、電車を待つ間にちょこっとよって、コーヒーや紅茶を嗜む人がいました。
上田にあった、1ドルコーヒーのお店トビー、昭和の終わりぐらいに1ドル200円台だったので、その当時でもかなり安くコーヒーが飲めるお店でした。
当時はコーヒー1杯は、350~500円ぐらいが多かった気がします。
みたけの名店メルシィさんや、中の橋の名物、六分儀さんも閉店してしまいました。現在営業している喫茶店のマスターたちも結構年配の方が多く、盛岡のコーヒー文化がどうなってしまうか、気が気ではないです。
大きなお店が立ち並んで、そこに人があふれて、にぎやかでってのもいいですが、少し小道にそれると小さなお店や喫茶店が立ち並ぶ素敵な商店街があって、どうやって営業を続けているかわからない謎の雑貨屋があったり、これ何に使うの?っていう手作りの道具が売っていたり、古いもののほうがいいとは言わないけれどそういう町って良くないかな?
ってわけで、昔は学生たちが飲み歩いたり、ご飯を食べたりしていた上田の岩手大学側から盛岡中央病院のある通りをつなぐ上田通りにある、Nagasawa Coffeさんに行ってきました。もう、上田通りにあるところがポイント高すぎです。上田通りポイント★5ゲットです。

【上田通り】★★★★★

ちなみ、私が行ったときは近くで工事をしていて、一回お店の場所に気づかずスルーしてしまいました。
駐車場は、お店の隣に3台分(図の位置)、お店の前にコインパーキング40分100円がありますが、お店でいうとチケットくれます(^^♪

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図 駐車場の位置

店内の様子

店内の様子を撮影したかったのですが、当然他のお客さんがおりましたので撮影はしませんでした。
店内は、オープンなスペースになっており、ライティングも素敵で夕方のアンニュイな時間も素敵に過ごせそうです。

https://tblg.k-img.com/restaurant/images/Rvw/95193/95193455.jpg
画像:食べログ

スペースは、結構贅沢な使い方になっているのがわかります。手前にある白い袋に入っているものが、今回お目当ての自家焙煎珈琲豆です。
また、お店に入るとすぐに目を引くアンティークな焙煎機がお出迎えしてくれます。私が行った時も実際にマスターが焙煎中でした。
ドアを開けた瞬間の、ロースト中の珈琲豆の香りは、ぜひ一度体験したほうがいいです。実際に行って確かめてみてください。

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図:焙煎機

この焙煎機、ドイツの老舗メーカーが1960年代に製造したもので、日本ではなかなか手に入らないものをドイツからわざわざ入手したものらしいです。
甘みと香りが強く出る傾向があるようです。
珍しいものなので撮影していいですか?ってマスターに聞いたときに、笑顔で「どうぞ、いくらでも」って言っていただいてほっこりしました。
(マスターがもっと、頑固おやじ系だと思ってたのは、内緒です(笑))

珈琲豆

さて、テーブルに並ぶ素敵なパッケージの珈琲豆ですが、主にシングル、ブレンド、焙煎具合で分類されています。
テーブルには、浅煎り、中煎り、深入り順に豆が並んでいますが、詳しい人じゃないとなかなかな選ぶのも難しいと思います。
そこでマスターか、奥さんに聞くことをお勧めします。好みを言えば、気さくにおすすめの豆を教えてくれると思いますよ。
(マスターがもっと、頑固おやじ系だと思ってたのは、内緒です(笑)その2)

今回は、中煎りの「グアテマラ コバン ブルボン」を200g購入してみました。

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図 グアテマラ コバン ブルボン

グアテマラは国名、コバンは地方名、ブルボンは品種です。
裏側に行って、生産地、品種は商品名とリンクしているので置いといて、精製方法、Fully Washed(フルウォッシュ)とあります。

珈琲豆は、果実として収穫されてからショップで見る形の焙煎された珈琲豆になるまでに長い長い精製過程を通ってやっと珈琲豆になります。
主には、収穫して、加工して、乾燥させてやっと生豆と呼ばれる状態になります。
その生豆になるまでの精製の方法として

  • ナチュラ
    • 果実を自然乾燥させて脱穀→生豆
    • 独特の風味があり、エチオピア、ブラジル、イエメンなどがこの方式が多い
    • ドライフルーツのような甘みと香り
  • ウォッシュド
    • 果肉除去機→水洗い(ミューシレージ除去)→乾燥→生豆
    • 均質な生豆が生成される、癖がなく適度な甘みや香り
    • フルウォッシュド:発酵液につけて発酵した後に除去
    • セミウォッシュド:機械で一気に除去
    • ケニア式:発酵槽で除去、洗浄後、再度水に漬ける
  • パルプドナチュラ
    • 果肉除去機→乾燥させる→寝かせ→脱殻機→生豆
    • ナチュラルよりは癖は弱く、酸味が入る
    • 中南米に多い
  • スマトラ
    • 果肉除去機→乾燥→半乾きの状態で脱穀→乾燥→生豆
    • マンデリンなどの精製手法、穏やかな酸味と独特の香りとコクがある

の4種類があります。
今回の豆はフルウォッシュドなのでクリアな味わいが期待できるってことですね。

また次に書いている標高は、別に関係ないじゃんと思われるかもしれませんが、コーヒー豆の等級が産地の標高で決められているのをご存じでしょうか。
素人の一般知識ですが、標高による味の違いは標高が高いほど酸味が現れ、標高が低いほど苦みが現れる、と言われています。
また、標高が高いと気候条件が厳しくなり取れる量も気候に影響されやすくなるため、それを潜り抜けてできた豆はしまったいい豆になりプレミアがつきます。
よくグアテマラの豆を買うとSHBとか書いていることがありますよね、あれが標高を表しています。

標高 等級・グレード
1350m~ SHB(ストリクトリー ハード ビーン)
1200~1350m HB(ハード ビーン)
1050~1200m SH(セミ ハード ビーン)
900~1050m EPW(エクストラ プライム ウォッシュド)
750~900m PW(プライム ウォッシュド)
600~750m EGW(エクストラ グッド ウォッシュド)
~600m GW(グッド ウォッシュド)

どれどれ、1350m~1700mほう。。。最高級じゃん(^^♪

焙煎日も書いていますが5日以内の焙煎豆が飲めるなんてすばらしい。

テイスティング

今回はカリタの3つ穴2~4人用、

ニトリのドリップカップでハンドドリップで入れました。

https://www.nitori-net.jp/ecstatic/image/product/8944233/894423306.jpg?ts=20190725162650854

豆はメリタの電動グラインダーで3程度で擂りました。
250mlに対し15gの豆を使って淹れてみました。


おっさんコーヒードリップ練習中 その2


図 おいしく召し上がれ

所感

Nagasawa Coffeさん、良いですね。おしゃれでオープンな外見ですが、マスターも奥さんも気さくで温かいお店でした。
豆の値段は安いほうではありませんが、クオリティを考えると納得のお値段です。(もうちょい高くても不思議はないです)

コーヒーの香りに満たされた空間を提供する事

  当店はその事を何より大事に考えております。

  ぜひコーヒーに満たされて下さい。

自分もコーヒーが好きで、お客さんにも大好きなコーヒーを楽しんでほしいって気持ちが伝わりますね。

ちなみに、今回は豆を買って自分で入れましたが、自称エスプレッソ好きの私にはちょっと気になるものが店内に。。。

ameblo.jp

イタリア製の、最強エスプレッソマシンの一つとされるものですよね(涎
どうして、お店行ったときに気づかなかったんだろうか

悲しいので、マキネッタでショボエスプレッソ入れて飲みます(私はこれ好きですけどね)
ちょい高いけど、とてもおいしいモカコーヒー(エスプレッソでいいじゃん)が淹れられます。
ぜひ、試してみてください。

初めはこっちの、2カップか、3カップ用を使うのがいいと思います。


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へだば、まだねー